ウォーターサーバーの宅配水は「天然水」と「RO水」の2つでしたが、現在は家庭の水道水を利用した「浄水」、いわゆる定額制や使い放題といったものが増えてきました。
こちらではこの3つそれぞれの特徴とそれぞれ比較してみました。お水を選ぶ上で参考にしてください
大地に磨かれたミネラル豊富な自然そのものの水です。シリカやバナジウムといったミネラルを含まれるものもあり、素材を活かすために必要最低限の処理だけで出荷されます。味は文句なく美味しいです。
ウォーターサーバーもオシャレなものが多いです。しかし、容器は使い捨てのボトルやパックが多く、使用済み容器や梱包用ダンボールといったゴミが出ます。
採水地の限定や配送コストといったことがあり価格帯は高めですが、お水の質や美味しさを求めるなら間違いなく天然水です。
ウォーターサーバーで扱われる天然水はすべて国内で採水されているため、日本人に適した軟水となっています。
天然水も厳密に言えば採水後に加熱処理されるものと、非加熱処理のものと2つにわかれます。
加熱処理は食品衛生法が定めた加熱殺菌(85度以上で30分以上加熱)がほどこされています。安全性が確率されているため多くのメーカーで採用していますが、熱によって天然水特有のミネラルが失われます。
非加熱処理は熱を使わず紫外線やオゾンで殺菌するので、天然ミネラルや溶存酸素が豊富でより自然に近いお水となります。
デメリットとしては採水と配送コストがかかることで料金が高めとなることです。また、採水地近辺で災害が発生した場合は配送が止まる可能性があります。
天然水の最大のウリは産地直送で自然のお水がそのまま飲めること。バナジウムやシリカなどのミネラルが含まれることで、美容や健康を重視する方に利用が多いです。
せっかくウォーターサーバーをレンタルするならやっぱり天然水が飲みたいという方が多いと思います。
やっぱり飲み水だし、ちょっとこだわって選びたいという方は参考にしてください。天然水ならなんでもいーよーって方もチェックしてくださいね。
ウォーターサーバー天然水の選び方は以下の3つ
天然水にはバナジウムやシリカ、亜鉛など含まれるものもあります。一般的なミネラルウォーターでは摂取できないこれらのミネラルを摂りたいというのも一つの選び方でしょう。
赤ちゃんに適さない天然水は海外産のべらぼうに硬度が高い硬水です。国内で流通しているウォーターサーバーの水は軟水ですので、どのメーカーのお水でも問題ありません。
日本は水の豊かな国で北海道から九州まで様々な地域で天然水が湧き出ます。
本来ならその場所にいかなければ飲めない自然水を、家で味わえるというのはなかなかの贅沢です。
また、歴史上の人物がこよなく愛したお水や、怪我や病気が治ったなどの言い伝えといったエピソードで選ぶのも面白いです。
ウォーターサーバーの天然水の種類は豊富で、価格帯もバラバラです。中には同じエリアから採水した水なのに料金が違うのもザラにあります。
ホントにコスパ重視であれば天然水ではなくRO水という選択もアリですが、「どうしても天然水じゃなきゃ嫌!しかも料金安めで!」なんて言う方は、ウォーターサーバー天然水をまとめて比較したページがあるので確認してみてください。
メーカーのホームページには「雄大な自然」の写真や、「自然の恵み」や「天然」といったキーワードを全面的に押しているお水があります。そんなの見たら普通に『天然水』を連想しますよね?
天然水だと思って契約したら実はRO水だったなんてことがあるんです。実際に天然水と思って契約したら実はRO水だったという友人もいます。
間違いの原因は「原水は天然水をROろ過したピュアウォーター」だったことです。ROは強力なろ過方法で、海水だろうが天然水だろうが水道水だろうが全ての不純物を除去して、真水(ピュアウォーター)にします。
もともとは天然水に間違いないのでしょうが、本来のミネラルも全てなくなるので天然水とは言えません。
ホームページによっては天然水を全面に押して、ROろ過のことはわかりづらい場所に記載しているメーカーもあるので注意が必要です。
RO「逆浸透膜」フィルターにて薬剤、細菌、環境物質、農薬、重金属などの不純物を全て除去して作られるピュアウォーター。安全性が極めて高いお水です。
各社ここからオリジナルの分量でカルシウムなどのミネラルを加えますが、何も加えずピュアウォーターのまま出荷する会社もあります。
容器にリターナブルボトルの会社が多いです。かさばってしまいますがゴミが出ないので環境に優しいのが○
お水をRO膜(逆浸透膜)でろ過し、細菌、ウイルス、塩素、放射性物質など全ての不純物が取り除かれた純水です。RO処理されるとミネラルまでも取り除かれます。
RO処理後そのままピュアウォーターとして提供する会社と、飲みやすいようにミネラルを加えて提供する会社にわかれます。
また、使用する原水は水道水や川の水、天然水など様々ですが、結局どのお水を原水にしてもRO処理されれば出来上がるお水は全てピュアウォーターとなります。
例えばクリクラは水道水を利用しているので、採水地を限定せずに全国各地にプラントが作れます。災害があった場合もその周辺のプラントで補うことができるので非常時にも安定供給が可能となります。
RO水の魅力は安全性とコスパが高くて災害時でも安定して供給されることでしょう。
お水の安全と衛生が一番でなおかつコストを抑えたいのであればRO水です。
簡単に言うと浄水機能が付いたウォーターサーバーです。使い放題や定額制といったウォーターサーバーはすべてこれに該当します。
水道水を浄水してウォーターサーバーで利用します。水道に直接つないで利用するタイプ(要工事)と、サーバーにお水を注いで利用する2種類があります。
濾過する力がRO膜ほど強力ではありませんが、水道中の塩素を含む様々な不純物を取り除きます。一部の商品にROカートリッジもあります。
注文や配達対応の手間がなくなり、ストックボトルなどにスペースを奪われないのが良かったです。ただし、水道が止まった場合は利用できないので備蓄水は別に用意しておいたほうがいいですね。
使用量も費用も気にせず利用したいなら浄水ウォーターサーバーでしょう。
項目 | 天然水 | RO水 | 浄水 |
---|---|---|---|
美味しさ | ◎ | ○ | △ |
ミネラル | 天然 | 調整 | 水道由来 |
コスパ | △ | ○ | ◎ |
安全性 | ○ | ◎ | ○ |
備蓄水 | ○ | ○ | × |
ボトル | ほぼ使い捨て | ほぼ返却 | なし |
ゴミ | あり | なし | なし |
注文・配達対応 | あり | あり | なし |
給水 | ボトル交換 | ボトル交換 | 水道から |
保管スペース | 必要 | 必要 | 不要 |
設置工事 | なし | なし | あり |
ウォーターサーバーはやはり「水」で選ぶ方が多いと思います。
今では「水素水」や「炭酸水」が利用できるウォーターサーバーもあるんです。興味のある方はこちらからどうぞ