使い捨てボトルと再利用ボトルの違いって何?
ウォーターサーバーに使われる水容器は以下の2種類に分類されます。
こちらではそれぞれの特徴やメリット、デメリットを説明してます。ウォーターサーバー選びの参考にしてください。
ワンウェイタイプ(使い捨て)容器は3種類
プラスチックボトル
使用前と使用後
ウォーターサーバーのワンウェイといえばこのタイプ。12L容量のものが多く一部に8Lなどの軽量サイズもあります。お水を使うごとに縮み最終的に元のサイズの1/4ぐらいに小さくなります。外気が入らない作りとなっており衛生面に優れています。ダンボールに梱包された届くためペットゴミとダンボールゴミの処分が必要となります。
使い捨てボトルのゴミ
メリット
- 家庭ごみとして処分できる
- 使用済みボトルにスペースを奪われない
デメリット
- ダンボールゴミとペットゴミが出る
ビニールパック
軽量で扱いやすいパックタイプ。重たいボトル交換を解消した容器です。厚手ですがスーパーの袋(ビニール)と同じ素材であるポリエチレンのため、尖ったものに触れると破ける恐れがあります。通常ごみ(不燃ごみ)として処分します。
使い捨てパックはビニール臭がするというう口コミを見かけます。お水が充填されたパックを長い時間置いておくことによって水に匂いがうつったことが考えられます。
また、配達する人の香水の匂いが付いたということもあったそうです。他の使い捨て容器に比べるとパックはニオイが付きやすいという特徴があるようです。
パックタイプのゴミ
メリット
- 家庭ごみとして処分できる
- 使用済みボトルにスペースを奪われない
- ボトル交換が簡単
デメリット
- ダンボールゴミとビニールゴミが出る
- 容量が少ないため交換頻度が多い
- においがうつる可能性がある
バックインボックス
ダンボール素材の箱の中に水の入ったビニールパックが格納された専用の容器です。ダンボールに覆われているため直射日光などによる劣化に強い。専用コック(蛇口)をつければサーバーに設置しなくても利用可能なため災害時にも強い容器です。ただし使用後はダンボールとビニールを別けて処分する必要があります。
バックインボックスのゴミ
メリット
- 家庭ごみとして処分できる
- 使用済みボトルにスペースを奪われない
- サーバーなしでも利用できる
- 劣化しづらい
デメリット
- ダンボールゴミとビニールゴミが出る
- 交換に少し手間がかかる
- 使用後の分別が面倒
- 主に天然水に使用される
- 使用中にボトル内に空気が入らず衛生的
- 使用済みボトルに場所を取られない
- 家庭ごみとして処分する
- 天然水のため価格が高め
- ゴミの量が増える
- 環境問題を言われると弱い
リターナブルボトル(再利用ボトル)の特徴
リターナブルタイプはガロンボトルと呼ばれる固くて丈夫なボトルのみ。高いところから落としても平気ですし、鋭い刃物も通さないほど頑丈です。主にRO水に使用されるため価格帯は安め。18Lと容量が大きいボトルがあるのも特徴です。大人数で利用する事務所やイベント等で利用されることが多い。
使い終わったボトルは回収してもらうため捨てずにとっておく必要があります。そのため空きボトルを置くスペースが必要となります。ダンボールに梱包されずに届くので一切ゴミが出ません。環境に優しくエコロジーです。ほぼ全ての会社で自社スタッフが配送しています。
ボトルに空気が入っても平気なの?
使用時に「ボコボコッ」と空気が入ることで雑菌が入ると言われますが、外気取り込み口に付けられたフィルターを通して空気が入るため問題ありません。
環境ホルモンが溶け出すってホント?
ボトルに使用される「ポリカーボネート素材」にはビスフェノールAと呼ばれる環境ホルモンに危険性があるとも言われます。しかしそれが原因でトラブルに至ったケースはなく、危険性を訴えているのはワンウェイ方式を扱う会社だけです。そもそも溶け出す程の高温にさらされる事がなく安全性に問題はありません。
洗浄する際に使われる洗剤が残留するの?
リターナブルボトルはアルカリ水や酸性水で洗浄。オゾン殺菌をおこなっていることで洗剤の使用は控えられていることから問題ありません。
- 主にRO水に使用される
- 使用済ボトルを置く場所が必要
- ボトルは返却する
- 価格が安い
- 消費期限が長め
- 大容量ボトルがある
ワンウェイとリターナブルを比較
ワンウェイ | リターナブル | |
---|---|---|
水の種類 | ほぼ天然水 | ほぼRO水 |
価格帯 | 高め | 安い |
ゴミの量 | 多い | 無し |
使用後 | 家庭ごみ | 返却 |
容器の種類 | 3種類 | 1種類 |
配送業者 | 運送会社に委託 | 自社配送 |
日時指定 | 可能 | 不可 |
環境に | 厳しい | 優しい |
明確な違いは使用済み容器を捨てるか返却するかです。
「ちょっと高くても美味しい天然水が飲みたいし、使用後は家で捨てれる簡単なほうがいい!」また、「誰が使ったかわからないボトルを使いたくない」という神経質な方はワンウェイ。「とにかく安くて極力ゴミを出したくない、そして環境に優しくありたい!」という方はリターナブルボトルでしょうか。
安全性においてはどちらも差はありません。上記の表を見て自分にあっているボトルを選びましょう。
「失敗しない」ウォーターサーバー選びに