最終更新日:2023/11/01 記事公開日:2022/11/18
ウォーターサーバーに使われる水容器は以下の2種類に分類されます。
こちらではそれぞれの特徴やメリット、デメリットを説明してます。ウォーターサーバー選びの参考にしてください。
使用前と使用後
ウォーターサーバーのワンウェイといえばこのタイプ。12L容量がスタンダードですが、6~8Lの軽量サイズもあります。
外気が入らない作りとなっていて衛生面に優れており、お水を使うごとに縮み最終的に元のサイズの1/4ぐらいに小さくなります。
ダンボールに梱包されて届くので、ペットゴミとダンボールゴミの処分が必要。
使い捨てボトルのゴミ
ワンウェイボトルのメリット
ワンウェイボトルのデメリット
軽量で扱いやすいパックタイプ。ボトル交換がとても楽です。厚手の素材ですがスーパーの袋(ビニール)と同じ素材であるポリエチレンのため、尖ったものに触れると破ける恐れがあります。
通常ごみ(不燃ごみ)として処分します。
使い捨てパックはビニール臭がするという口コミを見かけます。お水が充填されたパックを長い時間置いておくことによって、水に匂いがうつったことが考えられます。
また、配達する人の香水の匂いが付いたということもあったそうです。他の使い捨て容器に比べるとパックはニオイが付きやすいようです。
使用後はたたんで捨てれる
ビニールパックのメリット
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ビニールパックのデメリット
ふじざくら命水のバッグインボックス
ダンボールの中にビニールパックが格納された専用の容器です。ダンボールに覆われているため直射日光などによる劣化に強く、積み重ねて保管ができます。
パックには専用コック(蛇口)が付いており、サーバーに設置しなくても常温水として利用できるので、災害時にも強い容器です。
使用後は解体してダンボールとビニールを別けて処分する必要があります。
バックインボックスのゴミ
バッグインボックスのメリット
バッグインボックスのデメリット
【12L~19L】ザ・ウォーターサーバーな容器
リターナブルタイプの容器は、ガロンボトルと呼ばれる固くて丈夫なボトルのみ。高いところから落としても平気だし、鋭い刃物も通さないほど頑丈な容器です。
主にRO水に使用されます。大容量ボトルがあるのも特徴です。
使い終わったボトルは返却しなければいけません。なので空きボトルを置くスペースも必要。ダンボールに梱包されずに届くので一切ゴミが出ません。
ほぼ全ての会社で自社スタッフが配送しています。
使用時に「ボコボコッ」と空気が入ることで雑菌が入ると言われますが、外気取り込み口に付けられたフィルターを通して空気が入るため問題ありません。
ボトルに使用される「ポリカーボネート素材」にはビスフェノールAと呼ばれる環境ホルモンに危険性があるとも言われます。しかしそれが原因でトラブルに至ったケースはなく、危険性を訴えているのはワンウェイ方式を扱う会社だけです。そもそも溶け出す程の高温にさらされる事がなく安全性に問題はありません。
リターナブルボトルはアルカリ水や酸性水で洗浄。オゾン殺菌をおこなっていることで洗剤の使用は控えられていることから問題ありません。
ワンウェイ | リターナブル | |
---|---|---|
水の種類 | ほぼ天然水 | ほぼRO水 |
ゴミ | 出る | 出ない |
使用後 | 処分 | 返却 |
容器の種類 | 3種類 | 1種類 |
配送業者 | 運送会社 | 自社配送 |
日時指定 | 可能 | 不可 |
明確な違いは使い終わった容器を捨てるか返却するかです。
「天然水が飲みたい」、「使用後は捨てれるほうがいい」また、「誰が使ったかわからないボトルを使いたくない」という方はワンウェイ。「できればゴミを出したくない」、「そして環境に優しくありたい!」という方はリターナブルボトルでしょうか。
上記の表を見て自分に都合のいいタイプを選びましょう。
ウォーターサーバーボルトへ水道水を入れて再利用したいのですが、やり方を教えて下さいガロンボトルのキャップの左右をカッターナイフで1cm位の切れ込みを入れる。そこに、爪を掛けて引っこ抜く。爪を剥がさ無い様注意。キャップの中にさらに小さいキャップがあるので、それを大キャップに入れる。水を入れたらキャップをして、逆さにしてサーバーに入れる。水をこぼさないよう、取り付けの際は注意して下さい!
ヤフー知恵袋より
ヤフー知恵袋にこのようなやりとりがありました。
使い終わったボトルに水道水を入れて再利用したいという質問に、ガロンボトルに切れ込みを入れて引っこ抜くとあります。でも、これダメですよ。
構造上できなくはありませんが、ガロンボトルは借りているものです。ボトルキャップを切ったりなんかしたらすぐにバレますし、弁償しろと言われるかもしれません。
じゃあ、ワンウェイの使い捨てボトルならOKかといえばそれもダメ。
殺菌処理されたウォーターサーバーの水は、人の手を使わず機械を使ってボトリングされます。そして空気に触れることなくサーバー本体に接続することができます。
接続されたボトル内の水の衛生状態は、使いきる最後まで保たれていますが、ボトルが取り外され空気に触れるとそのクリーンな状態は失われます。
その状態で水道水を注ぎ、本体に再度接続すると、受水棒(ボトルの差込口)から雑菌が繁殖するリスクが高まります。
怖いのは雑菌の類は目視できないこと。知らないうちに雑菌まみれのお水を飲んでいたということにもなりかねません。
水道水を再利用することで、電気ポットにこびりつくカルキのような白い汚れがサーバーに付着することもあります。
繁殖した雑菌・カビや、硬質化したカルキなどの物質の除去作業は、細部まで分解する大規模な洗浄が必要になったり、最悪の場合故障してしまうことだって考えられます。(30,000円~80,000円ほど)
以上の理由から、ウォーターサーバーのボトルに水道水を入れて再利用はアウトです。
例えば今までメーカーAを利用してたがメーカーBに乗り換えたとします。
メーカーAで飲みきれなかった水ボトルが、メーカーBのサーバーで使えるならいいですよね。見た目もちょうど同じようなサーバーとボトルだったらなおさらです。
でも、メーカーAのボトルをメーカーBのサーバーとにセットするのはやめましょう。
ウォーターサーバーやボトルにはそれぞれ規格があり、無理に接続すると水漏れや、ボトルが外れなくなるなどの故障の原因となります。
基本的にすべてのメーカーで、通常の使用によって生じた故障や破損については無料で対応します。
しかし、前述のような行為は「通常使用の範囲を越える行為」です。実費による修理・交換、最悪の場合弁償となる可能性もあります。
次のボトルが届くのがまだ先で水がなくなった。でも追加注文するのはもったいない。Amazonで同じようなボトルがあった
偶数注文(2本、4本、6本)しかできない。2本では少なく、4本では多くて3本がちょうどいいから1本は通販で
こういったケースもありますが、基本的にレンタルしているメーカーで扱うお水以外は使用しないのが無難です。