最終更新日:2024/01/12
ウォーターサーバーには「宅配水型・浄水型・AWG型」の3つ種類があります。
一般的なお水が届く宅配水型、水道水を利用する浄水型。
空気から水を作るAWG型という珍しいものも。
47商品レンタルしたマニアがそれぞれのメリットデメリット、失敗しない選び方を紹介します。
水ボトルをセットして利用するウォーターサーバー。
水を購入する最もポピュラーなサービスです。
宅配水型の魅力の一つは「水の質」です。お水は天然水とRO水の2種類。
天然水は山や地層などで自然で磨かれた天然の水。中にはシリカや亜鉛など、美容や健康に良いとされるミネラルを含む天然水もあります。
RO水は放射性物質も除去できる高度なろ過装置で浄水された安全なお水。料理との相性が良く、赤ちゃんの粉ミルクにも最適です。
どちらもしっかりろ過されているので安全性が高く高品質なお水です。
これまでのようにスーパーやコンビニで水を買う必要が無くなるので、重たい荷物を運ばなくて済みます。
ネットでペットボトルをその都度購入する手間もありません。
ネット通販が当たり前になってありがたみが薄くなってますが、本来その土地の人しか飲めない希少な水を鮮度を保ったまま家まで届けてくれるってかなりの贅沢ですよね。
ボトルはストック(保管)できるので、災害で断水した場合にも家族を助ける備蓄水として役立ちます。
停電した場合ウォーターサーバーは使用できませんが、ボトルがあれば飲水が確保できますから。
備蓄水として機能するのは宅配型の大きなメリットです。
宅配型は水をセット単位で購入するのが一般的です(1セット:12L×2本)
注文本数が多いとボトルに部屋のスペースが奪われます。
特にRO水に多いリターナブルボトルは返却するので保管スペースが必要。
天然水に多いワンウェイボトルは使用後捨てられるのでスペースは最小限で済みます。
サーバーのサイズは幅、奥行きともに平均36cmが平均。設置箇所はプラス10cm加えたほどのスペースが必要です。
注文するボトル本数や容器にもよりますが、サーバー本体も含め部屋のスペースが奪われるデメリットはあります。
一般的な水ボトルは12Lあり、サーバー上部に差し込むためにボトルを持ち上げる腕力が必要です。
女性やご年配の方にはちょっと大変な作業かもしれません。
「ちょっと無理」という方は軽量ボトルか、足元でボトル交換するサーバーを選ぶといいでしょう。
最後に料金面。メインの費用は水代のため、消費量が増えれば料金も増します。
月に3セット(72L)ほどで10,000円を超えるか超えないかぐらい。
コストを抑えるなら料理には使用せず飲水専用にしたほうがいいでしょう。
「金ならある」という方はスルーでOK。
メーカー、商品数ともに最も多いタイプだけあって、料金体系が複雑です。
そこで宅配型サーバーで発生する料金項目をまとめました。
厳密に言えば水の受取拒否や、サーバーを紛失した場合の損害賠償もありますが、ほぼありえないので省きます。
項目 | 概要と平均価格 |
---|---|
水料金 | 12Lボトルが2本(24L)で1セットが一般的。1セット3,000円~4,000円が平均 |
基本料金 | ウォーターサーバーのレンタル料金やサポート料など毎月かかる料金。0円~1,000円/月 |
送料 | 水の送料。1セットいくらが多い。無料のサービスがほとんど。 |
電気料金 | ウォーターサーバーの電気代。平均1,000円/月。省エネタイプは400~600円/月ほど |
メンテナンス料金 | 年に一度のサーバー交換料金や故障対応などの費用。多くは基本料に含まれる |
初期費用 | 限定モデルや機能性に優れたサーバーに多い |
配送スキップ料 | 次の配達を一回休みにしてもらう。2ヶ月目以降は有料となる場合が多い |
解約金 | メーカーごとに定められた規定利用期間(1年~3年)未満で解約した場合に支払う |
必ずチェックしてほしいのは、赤文字の毎月かかる項目。
メーカーのHPには「サーバーレンタル無料」や「送料無料」、「天然水最安値」などの謳い文句があります。
お得に聞こえますが、結局のところ他の料金に計上されます(商売ですから)
ちなみに宅配型の平均月額は4,000円前後(24L・送料込)。これを基準に高いか安いかを判断するといいです。
宅配型は健康や美容を考えて、できるだけナチュラルなものを身体に入れたいという方。
また赤ちゃんに与えられる安全性の高い水を求める方に向いています。
一定数のボトルをキープしながら回す「ローリングストック」を行えば、災害時の備蓄水としての機能も果たします。
特に「天然水が飲みたい」という方は宅配型一択となります。
COSMO WATER
(天然水)
月額料金:4,104円~
人気の水宅配サービス
天然水は鮮度を損なわないように最寄りの採水地から直送。初期費用やレンタル料、送料無料で、注文する水代だけで利用できます。最新サーバー「smartプラスNext」は温度調節や充電ができ、停電時にも外部電源で稼働します。
CreCla
(RO水)
月額料金:3,640円~
安全なお水を安定供給
安全性の高いRO水を採用。全国にプラントを持ち災害時でも安定供給できるのが強み。サーバーの設置から水のお届けまで全て専任スタッフが対応。特にメンテナンスを徹底しており、毎年サーバーを交換するので衛生的。
※月額料金はレンタル料+水(24L)+送料の合算
おすすめとしては利用者が多い業界シェアの人気大手メーカーです。
水の品質が良く、サーバーの機能性やデザイン性に優れています。
また、大手ならではのサービスや、アフターフォローも万全なので安心して利用できます。
サーバー野郎
利用者が多い人気メーカーが気になる方は、業界シェアトップ5メーカーの比較を参考にしてください。
お水を購入せずに水道水を使用するウォーターサーバー。
近年急激に利用者を増やし続けているサービスです。
いわゆる定額料金・使い放題と呼ばれるものです。水を購入せずに水道水を使用するため、費用はウォーターサーバーのレンタル料金のみ。サーバーにはフィルターが搭載されており、浄水された安全な冷水と温水がいつでも使えます。
ボトルを使用しないのでお水の注文や受け取りがなく、保管スペースも重たいボトル交換もありません。サーバーを置くスペースだけあればOK。
浄水型には「補充タイプ」と「水道直結タイプ」の2種類あります。
補充タイプはコンセントを差し込めばすぐに使えますが、こまめな給水作業と定期的なタンク掃除が必要となります。水道直結タイプは簡易工事が必要となりますが、設置後は自動で補充されるので手間がありません。
水道直結タイプは給水作業がなく掃除も楽ですが、取付工事が必要となります。水道水を浄水するため塩素を取り除くため備蓄水には向いていません。また、6ヶ月や12ヶ月ごとにフィルターを交換する必要があります。
料金は毎月定額。フィルター交換など別途費用もかからないためコスパ最強。費用を目一杯抑えたい人に向いてます。月の使用量が24Lで済まない大所帯や、料理にもたくさん使う方ですね。
保存用の水としては期待できないので、備蓄水は他に用意する必要があります。
「補充タイプ」と「水道給水タイプ」のどちらがいいか?ですが、初めて利用するなら工事の要らない補充型がおすすめ。補充型は工事が要らず導入しやすいためです。
いずれも天然水のような質は求められませんが、使用量を気にせずに安全な水を遠慮なくジャバジャバと使いたい消費量の多い家庭にピッタリです。
浄水サーバーは水道水をろ過するフィルターが内蔵されています。
使用されるフィルターによって寿命(総ろ過水量)が異なるのですが、どうしてか交換頻度は同じなんですね。
どうゆうことか人気の3商品で説明します。
ハミングウォーター | エブリィフレシャス | ピュアライフ | |
---|---|---|---|
写真 | ![]() |
![]() |
![]() |
レンタル料金 | 3,300円/月 | 3,300円/月 | 3,300円/月 |
総ろ過水量 | 1,800L | 600L | 2,520L |
交換頻度 | 6ヶ月ごと | 6ヶ月ごと | 6ヶ月ごと |
1日の使用量 |
10L | 3.3L | 14L |
3商品とも同じレンタル料金。しかし、フィルター寿命とされる「総ろ過水量」が大きく異なります。
例えば、毎日5L使用した場合、600Lのエブリィフレシャスだと、4ヶ月(120日×5L=600)の時点でフィルター寿命が尽きる計算です。
新しいフィルターが届くまで後2ヶ月間。もちろん元々水道水だし、そのまま使うことはできます。でもあまり気持ちよくないですよね。
ハミングウォーターはその3倍の1,800L、ピュアライフにいたっては4倍以上の2,520Lもの容量があるので、毎日水を10L以上使っても除去性能を損なわずに新しいフィルターと交換できます。
使用量を気にせずにジャバジャバ使いたい方は、総ろ過水量が大きい浄水サーバーを選びましょう。
平均3,000円代の定額料金で負担なく続けられる価格帯が魅力の浄水サーバー。
なにも浄水サーバーに限ったことではありませんが、ウォーターサーバーは基本レンタル契約となります。
メーカーごとに契約年数は異なるため、レンタル料金は同じでも総額が異なります。
こちらでは浄水サーバー最安値の商品も含めて比較しましょう。
ハミングウォーター | エブリィフレシャス | ロッカ | |
---|---|---|---|
写真 | ![]() |
![]() |
![]() |
レンタル料金 | 3,300円/月 | 3,300円/月 | 2,680円/月 |
契約年数 | 2年 | 3年 | 5年 |
総額 | 79,200円 | 118,800円 | 160,800円 |
レンタル料金では業界最安値のロッカですが、契約年数が5年もあるので総額では1番高くなります。
契約年数を確認せずに契約、解約しようとしたら高額な違約金を請求され、しぶしぶ使い続けるというのはよくある話です。毎月の定額料金だけで判断せずに、契約期間や総額も確認した上で選びましょう。
Pure Life
(補充タイプ)
月額料金:3,300円
毎日14Lほど使っても次の交換まで除去能力が持続する大容量フィルター。契約年数が1年で解約金も数千円と、他メーカーに比べて良心的。全国に営業所があるので、設置から撤去も専任スタッフがすべて対応。
※月額料金は定額のレンタル料金
サーバー野郎
浄水型の商品比較は「浄水型ウォーターサーバー12商品比較」を参考にしてください。
空気から水を作るウォーターサーバーです。
ウソみたいですがホントにある商品。
宅配水型や浄水型のように「水の購入」・「給水」が必要ありません。
出典:AIRLITH(エアリス)
「Atmospheric Water Generator」という空気から水を作る装置を搭載したウォーターサーバー。水資源を消費しないエコロジーな製品です。
水の原料となる空気はエアフィルターで、生成された水は浄水フィルターで二重にろ過し安全なお水を作ります。空気をろ過するので空気清浄機としての機能もあります。
最大のメリットは電気があれば水が作れるということ。水資源の少ない国で利用されたり、国内では災害用として設置する自治体や民間企業も増えています。
太陽光や蓄電池といった自家発電設備があれば水も作り出せます。水道をひけない場所でも水を確保することができます。
AWG型のデメリットは、設置場所の気温や湿度によって水の生成量が増減すること。湿度の高い夏は多く、乾燥する冬は生成量が少なくなります。一部の商品には浄水型のように水道水を利用できるものもあります。
レンタルできる商品は少なく料金は高め。購入モデルは200,000~500,000円ほどします。また、宅配水型や浄水型よりサーバーサイズ・重量は大きめです。
商品によっては外部給水機能の有無、常温水しか利用できないものもあります。機能性に差がある商品なのでしっかり比較する必要があります。
コンセントを差し込むだけで空気から水を作るAWG型。宅配型や浄水型のように水資源を消費することなく、お水を作り出す画期的なウォーターサーバーです。
レンタルできる商品は限られており、ほとんどが購入する形となります。一度導入してしまえば定期のカートリッジ交換だけで済むので長期視点でみればコスパのいい商品です。
SDGsに則った商品であることから近年では企業や役所で導入されているケースが多いです。また、避難場所に設置されることもあります。
設置すれば給水スポットとして成り立つので、万が一の災害時には家族だけでなく、ご近所さんも助けられるウォーターサーバーでしょう。
水資源を消費せずに飲水を作るウォーターサーバー。これからの時代必須になるかもしれませんね。
空気から水を作るAWG型ウォーターサーバー。高額商品なだけに絶対に失敗したくないですよね。AWGウォーターサーバーは海外メーカーが多く、日本メーカーが少ないのが現状です。
実際に購入した人の話では、海外メーカーは故障した際の対応が悪かったり、部品を取り寄せるのにも時間がかかったということです。
国内メーカーは故障時にも対応が早く、また保証がしっかり付いているため安心です。AWG型は国外メーカーが多いですが、多少高く付いても保証がしっかりしている国内メーカーがおすすめです。
空気から水が作れるといっても短時間で大量に作れるわけではありません。温度、湿度が高い夏場は心配ありませんが、乾燥する季節は生成量が低下します。
そのため商品によっては浄水型のように水道水を取り込んで使用できるものもあります。使用量が多い場所で利用するなら水道直結できるタイプがおすすめです。
AIRLITH
購入価格:400,000円~
長野県に工場を持つ純国産のAWGウォーターサーバー。外部給水機能があるので普段は水道水を使い、断水時には空気から水を作るといったような使い分けが可能。安全性では唯一、電気用品安全法の法令に則ったPSEマークを取得。
お問い合わせやお申込みはこちら
サーバー野郎
他のAWG型との比較は「AWG型ウォーターサーバー6商品比較」を参考にしてください。
宅配型、浄水型、AWG型。どのウォーターサーバーがあなたに適しているでしょう?
それぞれのタイプの特徴をざっくりとまとめましたので、あなたに合いそうなタイプをみつけてください。
宅配型(天然水) |
健康・美容目的で利用する |
---|---|
宅配型(RO水) |
安全性の高い水がほしい |
浄水型(補充タイプ) |
費用を最低限に抑えたい |
浄水型(直結タイプ) |
面倒な作業をしたくない(自動給水・ボトルなし) |
AWG型 |
水を作るので断水しても使える |
宅配水型 | 浄水型 | AWG型 | |
---|---|---|---|
水の入手 | 購入する | 水道水を利用 | 空気から作る |
水の種類 | 天然水・RO水 | 水道水(浄水) | 大気水(浄水) |
初期費用 | 安い | 安い | 高い |
ボトル交換 | 必要 | 不要 | 不要 |
水注文 | 必要 | 不要 | 不要 |
水道断水時 | ○ | × | ○ |
停電時 |
△ |
△ |
△ |
健康や美容目的なら天然水が飲める「宅配型」。安全な水が使い放題で維持費を重視するなら「浄水型」。環境意識や災害時の水確保に重点を置くなら「AWG型」というように、自分の目的にあったタイプを選びましょう。
サーバー野郎
初めてレンタルするなら宅配水型か浄水型がベターです。