最終更新日 2023年03月17日

ウォーターサーバーの電気代。実際どうなの?45種類計測してみた

ウォーターサーバー電気代

 

「ウォーターサーバーってどれくらい電気代がかかるんだろう?」

 

電気代が高騰する昨今、気になるところですね。

 

こちらではウォーターサーバーの電気代を安く済ませるコツと、電気代を含めてコスパの良い商品をご紹介します。

 

ウォーターサーバーの電気代は高い?相場はいくら?

ウォーターサーバーを検討するとなると、電気代が気になりますよね?

 

ウォーターサーバーの電気代の相場や平均値は、機種や使用状況によって異なりますが、一般的な目安として月額1,000円前後とされています。

 

ちなみに、私がこれまでレンタルした45商品平均の電気代は957円/月でした。ほぼ合ってますね。

 

ただし、あくまで平均です。種類によって電気代が「195円」から「1,638円」と幅が大きかったので、気になるサーバーの電気代は必ずチェックしましょう。

 

「古いタイプ」と「省エネ機能がない」サーバーは電気代が高い

ウォーターサーバーは年々省エネ設計が進んでいるため、昔からある古い機種は消費電力が高く電気代が高いです。現行モデルでも、省エネ機能や節電モードが搭載されていないウォーターサーバーは電気消費が高い傾向があります。

 

また、再加熱機能やクリーン機能、モーターで給水するなどの便利機能が充実しているモデルは電力消費が高めですが、省エネ機能も搭載されているので問題ないでしょう。

ウォーターサーバーの電気代を安くする5つの方法

ウォーターサーバーの電気代を安くする

 

省エネ機能搭載のウォーターサーバーを選ぶ

省エネタイプのサーバーを20商品レンタルしましたが、我が家(5人)で月平均7~800円ほど。

 

省エネタイプにはエコモード(スリープモード)も搭載しており、外出時や就寝時など、ほとんど使用しないタイミングに設定すればさらに電気代を削減できます。

 

もちろんエコモード中でも使用できるので、赤ちゃんの夜泣きの際も問題ありません。

 

手動で切り替えるタイプと、光センサーで自動でモードが切り替わるタイプがありますが、断然自動タイプがおすすめ。ボタンの押し忘れがありません。

 

電気代を抑えたい方は、省エネ機能を搭載したウォーターサーバーを選びましょう。

 

サーバー野郎

サーバー野郎

 

ちょっと古めのサーバーは省エネ機能があるかチェックしましょう。

 

気温の変化が少ない部屋に置く

直射日光が当たる場所に設置してしまうとサーバー本体の温度が上がり、水を冷却するために多くの電力が必要となります。また、勝手口や廊下などの冷える場所に置くと、加熱や保温に必要以上の電力がかかります。

 

ベストな設置場所は「リビング」や「寝室」といった人が過ごしやすいお部屋です。「キッチン」も問題ありません。空調管理がしやすいのでウォーターサーバーも余計な電力を消費しません。

 

また、床暖房のある部屋に設置する場合は、全面床暖房でもヒーターがない場所はあるので床暖房が効いてない場所に置きましょう。

 

サーバー野郎

サーバー野郎

 

気温の変化が少なければ余計な電力を使いません。

 

壁や家具に近くなりすぎないよう設置する

ウォーターサーバーを設置する際は、壁や家具に近すぎないように設置することが重要です。

 

なぜなら、ウォーターサーバーは熱を放出するため、壁や家具に密着すると放熱効率が悪くなり、電気代が高くなるからです。周囲にスペースがあるほど放熱効果が高まり、電気代を抑えることができます。

 

また、放熱の効率が低下するとウォーターサーバーが故障する可能性があるため、予期せぬメンテナンス費用がかかってしまうことも。熱を効率よく放出させるために、壁との間に10cm~15cmの隙間を確保しましょう。

 

サーバー野郎

サーバー野郎

 

特に背面のスペースが大事。15cmは空けましょう。

 

コンセントを抜かず電源はつけっぱなし

節電のためにコンセントを抜くのは逆効果です。ウォーターサーバーは電力を消費して水を温め冷やし、一定温度になると保温モードに切り替わります。

 

コンセントを抜くとお湯を再度温めたり、水を冷やすためにコンプレッサーが動き、余分な電気を消費します。エアコンなどの冷暖房を頻繁にON/OFFすることが節電にならないのと同じです。

 

また、電源が切れていると、クリーン機能やUV機能が停止するので、内部で雑菌が繁殖する可能性も。以上の理由から、ウォーターサーバーは使用しない場合でも電源をつけておきましょう。

 

サーバー野郎

サーバー野郎

 

1ヶ月以上不在になる場合はコンセントを抜いてもOK。ただし水抜きしてから行いましょう。

 

ウォーターサーバーの背面を掃除する

ウォーターサーバーの背面部分は熱を逃がす部分で、ここにゴミやほこりが溜まってしまうと放熱効率が悪くなり、余計に電気を使うことになります。

 

ウォーターサーバーの背面は、テレビやパソコンモニターの裏側のようにホコリが溜まりやすい場所なので、放熱効率を妨げないように定期的に掃除しましょう。

 

また、犬やネコを飼っているお部屋だと、毛も溜まりやすいのでこまめに掃除しましょう。

 

サーバー野郎

サーバー野郎

 

1ヶ月に1回程度で大丈夫です。

  1. 省エネ機能搭載のウォーターサーバーを選ぶ
  2. 気温の変化が少ない部屋に置く
  3. 壁や家具に近くなりすぎないよう設置する
  4. コンセントを抜かず電源はつけっぱなし
  5. ウォーターサーバーの背面を掃除する

電気代を安く済ませるならこれらを意識しましょう。特に省エネサーバーは必須です。

電気代含めてコスパの良いウォーターサーバー

電気代が安い=コスパがいいとは言えません。

 

そこで、電気代が安いウォーターサーバーの中から、人気の大手メーカー3社を比較。

 

電気代に加え、レンタル料や水代などをひっくるめて比較しました。

 

フレシャス
フレシャスデュオ
デュオ

クリクラ
クリクラ省エネサーバー
省エネサーバー

コスモウォーター
らく楽smartプラス
smartプラス

初期費用 0円 7,700円 0円
基本料/月 0円 460円 0円
レンタル料/月 500円 0円 0円
水代1セット

4,992円
28.8L

3,180円
24L

4,114円
24L

送料 0円 0円 0円

電気代
(メーカー発表)
実計測

 

330円
600円

 

756円
666円

 

474円
765円

参考月額 5,822円 4,396円 4,588円

※実計測は5人家族で使用した我が家の電気代です

※参考月額に含む電気代はメーカー発表を採用

※金額は税込み価格です

 

フレシャスは扱いやすい軽量パックや、プロデザイナーが監修したお洒落サーバーが魅力です。デュオに限らず他のサーバーでも省エネ性の高さを確認できました。しかし、電気代が安くてもレンタル料がかかり、水1セット容量が多いため比較的高め。

 

クリクラは安心安全なRO水を扱う人気メーカー。参考月額で最安となりました。スタンダードタイプと省エネタイプ両方レンタルしましたが、省エネタイプの方が圧倒的に安いです。しかし、省エネサーバーは初回金がかかるのが悩みどころですね。

 

おすすめはコスモウォーターの「smartプラス」

らく楽smartプラス
人気コスモウォーターの「定番モデル」です。お水は採水してから48時間以内に届く新鮮な天然水。電気代を抑える省エネ機能に加え、衛生、水の鮮度をキープする「Wクリーン機能」も搭載。

 

メーカー発表の電気代は474円。5人家族の我が家で計測した結果は765円と文句なしに電気代が安いです。初期費用やレンタル料がかからず支払うのは水代だけとシンプル。

 

電気代を含めたトータルコストで考えるならコスモウォーターがおすすめです。

 

コスモウォーター公式サイトへ

これまで計測した45商品の電気代

ウォーターサーバーの電気料金

 

電気代は「使用頻度」と「地域や契約内容」によって料金が異なります。

 

こちらの電気代は5人家族の我が家で利用した際の結果です。

 

参考の1つにしてください。

 

【水宅配型】

メーカー サーバー 電気代/月

フレシャス
フレシャス

フレシャスデュオ
dewo

600円

フレシャス
フレシャス

スラットレビューページへ
slat

654円

フレシャス
フレシャス

dewo miniレビューページへ
dewo mini

660円

ワンウェイウォーター
ワンウェイウォーター

らくらくスタイル
smart

660円

クリクラ
クリクラ

クリクラ省エネサーバー
省エネサーバー

666円

MCMのめぐみ
MCMのめぐみ

恵みサーバー
めぐみサーバー

669円

コスモウォーター
コスモウォーター

らく楽smartプラス
smartプラス

765円

アクアクララ
アクアクララ

アクアウィズ
アクアウィズ

786円

カリメラの水ロゴ
カリメラの水

トリプル抗菌エコサーバー
トリプル抗菌エコサーバー

813円

 

11以下はこちら

メーカー サーバー 電気代/月

ネイフィールウォーターロゴ
ネイフィールウォーター

らく楽スタイルスタンダード
らく楽スタイルスタンダード

858円

フジサンウォーター
フジサンウォーター

ロングサーバー
ロングサーバー

873円

アクアクララ
アクアクララ

アクアファブ
アクアファブ

891円

フレシャス
フレシャス

サイフォンショート
サイフォンショート

900円

プレミアムウォーター
プレミアムウォーター

スリムサーバーⅢ
スリムサーバーⅢ

924円

エンジェルスマイル
エンジェルスマイル

エンジェルサーバー
エンジェルサーバー

960円

クリクラ
クリクラ

クリクラフィット
フィット

990円

プレミアムウォーター
プレミアムウォーター

amadanaスタンダードサーバー
amadanaスタンダードサーバー

1,020円

アキュアマイン
アキュアマイン

スマートサーバー
スマートサーバー

1,068円

アルピナ
アルピナ

アルピナエコサーバー
エコサーバー

1,098円

ふじざくら命水
ふじざくら命水

国産サーバー
国産サーバー

1,150円

ヘルシーウォーター(日光の雫)
ヘルシーウォーター

HOT&COLDサーバー
HOT&COLDサーバー

1,155円

スノーアルプス
スノーアルプス

スタンダードサーバー
スタンダードサーバー

1,233円

クリクラ
クリクラ

クリクラサーバー
クリクラサーバー

1,260円

キララウォーター
キララ

スマートサーバー
スマートサーバー

1,326円

エフィールウォーター
エフィールウォーター

Basicサーバー
Basicサーバー

1,347円

アルピナ
アルピナ

アルピナサーバー
アルピナサーバー

1,385円

カリメラの水
カリメラの水

スリムトリプル抗菌エコサーバー
スリムトリプル抗菌エコサーバー

1,434円

信濃湧水
信濃湧水

スタンダードサーバー
スタンダードサーバー

1,497円

富士の湧水
富士の湧水

国産サーバー
国産サーバー

1,500円

うるのん
うるのん

スタンダードサーバー
スタンダードサーバー

1,500円

良水市場
良水市場

冷温水サーバー
冷温水サーバー

1,530円

八雲の天然水
八雲の天然水

スタンダードサーバー
床置きサーバー

1,638円

 

【浄水型】

※画像をタッチするとレビューページへ移動します

メーカー サーバー 電気代/月

ウォータースタンド
ウォータースタンド

ウォータースタンド「ガーディアン」
ガーディアン

195円

エブリィフレシャス
エブリィフレシャス

エブリィフレシャスミニ
mini

600円

クリクラフィールフリー
クリクラ

クリクラフィールフリー
feel free

600円

ハミングウォーター
ハミングウォーター

ハミングウォーター「flows」
flows

630円

エブリィフレシャス
エブリィフレシャス

トール
tall

744円

アクアバンク
アクアバンク

AB-3
AB-3

903円

シャインウォーターロゴ
シャインウォーター

シャインウォーターリング
リング

951円

冷水専用

メーカー サーバー 電気代/月

ウォーターエナジー
ウォーターエナジー

ウォーターエナジー「冷水専用サーバー」
冷水専用サーバー

354円

 

サービス終了

メーカー サーバー 電気代/月

アクアクララ
アクアクララ

アクアアドバンス
アクアアドバンス

570円

クリティア
クリティア

スリムサーバーⅡ
スリムサーバーⅡ

690円

クリクラミオ
クリクラミオ

クリクラミオサーバー
クリクラミオサーバー

960円

ワンウェイウォーター
ワンウェイウォーター

スクエアサーバー
スクエアサーバー

1,470円

アクアクララ
アクアクララ

アクアクレールS
アクアクレールS

1,164円

 

 

45商品の電気代一覧

メーカー名
サーバー名

電気代

ウォータースタンド
ガーディアン

195円

ウォーターエナジー
専用サーバー

354円

エブリィフレシャス
mini

375円

アクアクララ
アクアアドバンス

570円

クリクラ
feel free

600円

フレシャス
dewo

600円

ハミングウォーター
flows

630円

フレシャス
slat

654円

フレシャス
dewo mini

660円

ワンウェイウォーター
smart

660円

クリクラ
省エネサーバー

666円

MCMのめぐみ
めぐみサーバー

669円

クリティア
スリムサーバーⅡ

690円

エブリィフレシャス
tall

744円

コスモウォーター
らく楽smartプラス

765円

アクアクララ
アクアウィズ

786円

カリメラの水
トリプル抗菌エコサーバー

813円

ネイフィールウォーター
らく楽スタイルスタンダード

858円

フジサンウォーター
ロングサーバー

873円

アクアクララ
アクアファブ

891円

フレシャス
サイフォンショート

900円

アクアバンク
AB-3

903円

プレミアムウォーター
スリムサーバーⅢ

924円

シャインウォーター
リング

951円

クリクラミオ
クリクラミオサーバー

960円

エンジェルスマイル
エンジェルサーバー

960円

クリクラ
フィット

990円

プレミアムウォーター
amadanaスタンダードサーバー

1,020円

アキュアマイン
スマートサーバー

1,068円

アルピナ
エコサーバー

1,098円

ふじざくら命水
国産サーバー

1,150円

ヘルシーウォーター
HOT&COLDサーバー

1,155円

アクアクララ
アクアクレールS

1,164円

スノーアルプス
スタンダードサーバー

1,233円

クリクラ
クリクラサーバー

1,260円

キララ
スマートサーバー

1,326円

エフィールウォーター
Basicサーバー

1,347円

アルピナ
アルピナサーバー

1,385円

カリメラの水
スリムトリプル抗菌エコサーバー

1,434円

ワンウェイウォーター
スクエアサーバー

1,470円

信濃湧水
スタンダードサーバー

1,497円

富士の湧水
国産サーバー

1,500円

うるのん
スタンダードサーバー

1,500円

良水市場
冷温水サーバー

1,530円

八雲の天然水
床置きサーバー

1,638円
長期利用ならおすすめは省エネサーバー

トップ3は全て省エネサーバー、ワースト3は全て非省エネサーバーです。電気料金は最高値で1,638円、最安値で195円とその差は月で約1,400円。

 

年間計算すると16,800円も違ってきます。あなどれませんよね?

 

省エネサーバーの中には初回金やレンタル料金が発生するものもありますが、2年も利用すればほとんど電気代で回収できます。

 

長く使えば使うほど安く済むのは間違いないので、特に2年以上レンタルする予定なら電気代が安く済む省エネサーバーを選択しましょう。

床置き型と卓上型。電気代が安いのはどっち?

床に置く「床置き型」と、テーブルや台の上に置く「卓上型」どちらが電気代が安いのでしょう。

 

同商品で「床置き・卓上」を揃える3メーカーを対象に電気代を比較しました。

 

メーカー 床置き型 卓上型
プレミアムウォーター

プレミアムウォーター床置きの電気代

約500円/月

プレミアムウォーター卓上の電気代

約630円/月

フレシャス

フレシャス床置きの電気代

約330円/月

フレシャス卓上の電気代

約500円/月

富士の湧水

富士の湧水床置きの電気代

約800円/月

富士の湧水卓上の電気代

約800円/月

※各メーカー公式ページを参考

 

卓上型は小型なので電気代が安いイメージがありますが、1ヶ月あたりの電気代は床置き型と同じ、またはそれより若干高い傾向にあるようです。

 

一昔前までの型は省エネ機能が搭載されていないので月1,000円以上の電気代がかかりましたが、現行のウォーターサーバーは標準で省エネ機能を搭載しているので、電気代で床置き型と卓上型で悩む必要はないようです。

 

サーバー野郎

サーバー野郎

 

床置き、卓上で電気代の差はほとんどありません。